品のある子が受かる!

「うちの子は、頭もいいし、運動神経も抜群。創造力もあるし、協調性もある。絶対に受かります。」

お母様、それは間違っています。

「うちの子が落ちて、あの子が受かったのは家柄のせいです。」

お母様、それも間違っています。

私学を受験するのに、食うに困る家庭の子どもはいません。
ひところ父親の勤務先が不景気で、学費が払えず、
やむなく退学するケースが増えた時期がありましたが、今は落ちついています。

「衣食足りて、礼節を知る。」

私学では、品のある子どもが求められているのです。
そのためには「氏より育ち。」家柄ではなく、育ちのよさが大切です。
お母様、模擬テストの点数に表れない要素で、合否を分けることも多いのですよ。

さて、あなたのお子様はいかがでしょう。チェックしてみましょう。

いつもハイと返事ができる。 (はい・いいえ)
言われなくても挨拶ができる。 (はい・いいえ)
明瞭な発音ができる。
   片言が残っているのはかまわない (はい・いいえ)
自分のことを「ぼく」「わたし」と言える。 (はい・いいえ)
姿勢が良い。 (はい・いいえ)
腕を伸ばして挙手できる。 (はい・いいえ)
人前で、「おしっこ」「うんち」などといわない。 (はい・いいえ)
人前で、鼻をいじらない。  (はい・いいえ)
トイレを汚さないで使える。 (はい・いいえ)
トイレの後、きちんと身なりを整えることができる。 (はい・いいえ)
いつも、身なりを整えることができる。 (はい・いいえ)
ハンカチで手をふき、たたんでしまえる。 (はい・いいえ)
こぼさないで、きれいに食事ができる。  (はい・いいえ)
口にたくさんほおばらない。 (はい・いいえ)
口にほおばったままで、話をしたりしない。 (はい・いいえ)
ペチャペチャ言わず、静かに咀嚼することができる。 (はい・いいえ)
はしがうまく使え、きちんと置ける。  (はい・いいえ)
茶碗やお椀を片手で持って、食べることができる。  (はい・いいえ)
ナイフとフォークをうまく使える。  (はい・いいえ)
外食の際、一時間は静かに座っていられる。 (はい・いいえ)
三十分正座できる。    (はい・いいえ)
お行儀よく椅子に座ることができる。 (はい・いいえ)
使ったクレヨンをその都度箱にしまうことができる。 (はい・いいえ)
机の適切な場所に、道具を置くことができる (はい・いいえ)
外にゴミを捨てたりしない 。 (はい・いいえ)
大袋のお菓子を、袋から直接食べたりしない。 (はい・いいえ)
脱いだ衣類をたたむことができる。  (はい・いいえ)
われ先に並んだりしない。 (はい・いいえ)
人を指差さない。     (はい・いいえ)
鼻水が出たら、自分で気づいてかむことができる。 (はい・いいえ)
大人の話の邪魔をしない。 (はい・いいえ)
大人に横柄なものの言い方をしない。 (はい・いいえ)
外でだっこやおんぶをねだらない。 (はい・いいえ)

◆「はい」が24項目以上
   育ちのいいお子さんです。

◆「はい」が14項目以上
   努力次第で品の良さが身につきます。

◆「はい」が14項目未満
   お母様も品位を磨きましょう。

学習院初等科の入試では、行きたくなくてもトイレに連れて行き、マナーを見たりすることがあります。
お弁当やおやつを食べさせ、しつけを見る学校もあります。
慶應では、上級校まで一貫して「塾員としてふさわしい品位ある服装や行動をする」ことを
求められています。それが私学なのです。

もう、小学校高学年になるはずのあやこさん(仮名)は、とても優秀なおじょうさんでした。
知的能力にも感心させられることは多々ありましたが、
「前をごめんなさい」の言葉を聞いた時には、ほとんど感動の思いでした。
立っている私の前を通りすぎる時のことでした。
私の年齢では当たり前でも、今や死語となりつつある美しい言葉を、
五歳にして使いこなせたあやこさん、当然のこととして、立教女学院と白百合に合格。
白百合に進学しました。

育ちのいい子、品のある子にするためには、日頃の生活の中で、
親が良いお手本を示しながら育てることが大切なのは言うまでもありません。
また、長い目で見れば、茶道は礼節を教える理想的な習い事であるといえます。
しかし、目の前にある入試を考えると時間が足りません。

皆さんに実行してほしいことが一つあります。
子どもをかわいい紳士、淑女にするのです。
きちんとした服装をさせ、髪の毛も整えて、音楽会に連れて行きましょう。
それも子ども向けではない音楽会。
帰りに、フレンチかイタリアンのレストランでお食事をしましょう。
もちろん、子ども向けではないレストラン。
人に迷惑をかけないようがまんすることを教えます。
お行儀よく静かに音楽を聴く。正しいテーブルマナーで食事をする。
五歳になっていればできるはずです。そして確実に品位がレベルアップします。

 「きれいな音楽だったわね。」

 「おいしい食事だったね。」

そして

 「すてきなレディだったわよ。」

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