震災直後の対応 立教女学院小学校(ホームページより)

震災直後の対応 立教女学院小学校(ホームページより)

〇発生時
インフルエンザで学年閉鎖中だった4年生。
授業中だった3・5・6年生。
下校中だった1・2年生。
教室で授業中の児童は机の下に入り、頃合いを見てヘルメット着用。グラウンドの児童は中央部に集合して、身を低くする。
下校中の児童のために、教員の方々が手分けして、三鷹台、吉祥寺、西荻窪の各駅へ。停電中の電車にいた児童は学校に戻す。

〇連絡
14:55、15:22、15:28、15:45、16:22、19:43に各家庭へ一斉配信。
児童の安全を伝えた後、引取り方法(状況に応じて、自家用車不可、可など)を知らせる。
「あわてる必要はありません。落ち着いて動いてください。学校では、引取りに来られるまで、お子さんをいつまでもお預かりします。」

〇引き取り
学校残留数 17:40 130人
      20:12 100人
      23:50 54人
      6:00 36人
      11:14 0人(引取り終了)

〇食事
18:00 菓子パンを配る(当日調達)
19:00 おにぎりを配る(学校の食堂で炊き出し)
更なる必要に備えて、備蓄の「氷砂糖入りかんぱん」「スーパー保存水」を準備。

〇学校宿泊
絨毯仕様の応接室、自由研究室、音楽室図書館を、学年ごとの児童と保護者に分かれ、使用する。女性教員も同室する。シートの上にダンボール、備蓄の防災毛布で就寝。暖房を効かせながら換気に留意、加湿器をつける。
教職員の方々には、引き取りの窓口対応、宿泊児童の対応、地震速報対応、全児童引き取り終了後の現状復帰作業のため、地震発生から25時間不眠で勤務。学校カウンセラーも待機。
 子どもを遠くの学校に通わせるとなると、震災時の学校生活、登下校における防災対策は大いに気になるところでしょう。多くの学校で万全な準備と迅速な対応がなされています。今回ご紹介は省きましたが、早実、桐朋小、桐朋学園、東洋英和、女学館、小金井小などへの聞き取りでも、学校として責任ある対応ぶりに、私ども送り出す側としては安堵いたしました。

 当教室は、耐震性の高い建物だけに、地震発生時は、職員室の棚から空ダンボールが2個落ちてきただけの頑丈さで、信頼感を強く持ちました。
 もしもの時のために非常食と水、防災頭巾、寝袋などを備蓄すると共に、スタッフとプレスクールの子どもたちの避難訓練を行ったことを報告しておきます。
 授業中の安全のためには、私どもが責任を持って対応いたします。

大野啓子

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