【大野将平ブログ】デジタルネイティブ

「デジタルネイティブ」という言葉があります。

「生まれた時からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代」※wikipediaによる記述

私が小学生の頃、windows95が発売され、インターネットが爆発的に普及しました。
当時指導を受けていた家庭教師の先生が、小さなノートパソコンを指して言った
「このパソコンがあれば、何でも作ることができるんだよ」
という言葉に衝撃を受けたのは、12歳の頃。

中学生、フリーCGIを無料レンタルサーバで運営し、
学校の友達とのチャットが大流行しました。
放課後の電子井戸端会議というようなもので、このチャットの運営から様々なことを学びました。

インターネットとは世界に情報を発信する利便性と危険性を孕んでいること
その閲覧者はROM状態(受動的読取)が基本であること(必ずしも反応を表さない)
全てが複製可能であること
誰が何のために発信した情報なのか、背景を読み取らなければならないこと
この辺りについては、「宇宙人発見?」や「はっぴーママ」の中で考えを述べたことがありますね。

デジタルデバイスとは、単にインターネットだけを指しているわけではありません。
多くの研究や学説がありますが、
「デジタルデバイスとは身体機能の拡張である」
という考え方を私は支持しています。

TVリモコンは手足の機能の拡張
電話は口と耳の機能の拡張
ディスプレイモニタは目の機能の拡張
コンピュータ(CPU)は頭脳の拡張
生まれながらにしてこのようなデバイスに親しんで育った新しい世代が、新しい日本、新しい世界を作っていくために、
私たち教育者はこのようなツールを多面的に理解し、活用していく必要があります。

例えば、幼児教育は通信教育が可能か? という議論があります。

実際の授業の様子を録画したもの、又は
ビデオ教材用に解説を録画したもの、又は
Webカメラ等を通じてインタラクティブにやりとりをするもの

以上3つ、或は複合的に用いて幼児に教育を行うことは、
不可能だと私は考えます。

理由は簡単。
子どもは幼くても「本物」を見極めているから。

触わる、見る、聞く、そして空気を感じる。
実体験なくして、地に足のついた教育は出来ません。
この辺りを理解せずに、安易に通信教育を勧める業者をよく見かけますが、
教育はそんなに簡単なものではないはずです。
目と目が合わない通信教育では、子どもの目は輝かない、と私は信じています。

では、メリーランドはどうか?

ずっと変わらない教育があり、新しい要素があります。

メリーランドでは、電子黒板やUstreamなど、多くのデジタルデバイスを用いていますが、
その活用方法は、あくまでも「身体機能の拡張」です。
デジタルネイティブの子どもたちを、現実世界で強く生きることのできる子に育てる、理想の教室です。

詳しいことは、ぜひ、一度メリーランドに来て見て感じて下さい。

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